療養型病院における薬剤師の求人の状況

薬剤師1

病院薬剤師として働きたいと考えている人はどんなタイプの病院で働くのかをよく考えて決めるのが大切です。一言で病院といってもかなりの種類があり、その種類の違いによって薬剤師が担う仕事にも大きな違いがあります。

その一つとして療養型病院がありますが、薬剤師の仕事の内容や求人の状況にはどんな特徴があるのでしょうか。

高崎市における薬剤師の求人状況

療養型病院での薬剤師の業務とは

薬剤師4

病院の種類として療養型病院という分類が挙げられるときには対極になるのが急性期病院です。この両方を扱っている総合病院や大学病院などもありますが、端的に言ってしまえば患者の性質によって違うと考えると良いでしょう。

療養型病院は入院や通院をしている患者が大勢いて、長期にわたって利用している傾向があります。これは患っている病気が比較的容態が安定しやすい性質があり、医薬品の投与によって長期的にコントロールするのが重要視されているからです。

対症療法のことが多いものの、適切な医薬品の選択と投与量の制御をすることが求められる場合が多く、薬剤師が活躍できる現場となっています。これに対して急性期病院では基本的には急変が起こりやすい病気の患者が集まっているのが特徴で、治療方法も薬物投与よりは外科手術が多くなっています。

前処置として抗生物質を使う場合や、術後の経過観察中に感染予防のために抗生物質を使用するといったケースは多いものの、基本的には治療に直結するような医薬品を使うことはあまりありません。ただ、術前術後の医薬品の選択や投与量の設定、開始時期や終了時期の見極めも重要になるので薬剤師の必要性が高いのは確かです。

このような性質の違いがあることを念頭に置いて、療養型病院では薬剤師の業務はどのようなものが基本なのでしょうか。入院患者が多いので入院処方調剤の比重が大きくなっていて、その服薬指導についても病棟に行って実施することになります。

また、注射薬についても調剤をして監査も行うことが求められています。この他に病院として使用している医薬品の在庫を含めた管理を担い、医薬品情報についての業務も担当するのが基本です。院内薬局が設けられていて外来処方箋を受け付けている場合には、その調剤と服薬指導も担うという形になっています。

この他に、病院によっては医薬品に関わる相談窓口を設けていて、その対応も任せられることもあります。

給料の水準の実態とは

療養型病院では給与水準がどのくらいになっているのかというのが求人を探している人はとても気になるでしょう。一般的に病院薬剤師は調剤薬局やドラッグストアで働いている薬剤師に比べると給与水準が低いことが知られています。

この点では実は療養型病院はかなりデメリットがあるのは確かで、病院の中でもかなり低めの水準になっているのが一般的です。月給の基本給が20万円から30万円くらいとなっているのが通例で、資格手当や平均残業時間に基づいた残業手当を含めて22万円から35万円というのが相場になっています。

キャリアがあるともっと高くなりますが、転職した直後はせいぜいこのくらいの枠内に入り、年収に換算するとボーナスがあっても350万円から500万円程度です。

福利厚生の実態も知っておこう

給与水準は療養型病院では低めなのは確かですが、それ以外の部分はどうなのでしょうか。手当や福利厚生についてはかなり充実しているのが病院の特徴で、調剤薬局やドラッグストアにはない魅力が豊富にあります。病院ごとに違いはあるものの、基本的には手当の種類が多岐にわたっていて、通勤手当や扶養手当だけでなく、住居手当や地域手当などもある病院が多くなっています。

賞与もあるのが普通で2ヶ月分から5ヶ月分くらいの支給が行われているのが通例です。福利厚生については退職金制度のような老後の備えなどに役に立つ資金面の支援制度があることに加えて、院内託児所が整備されていることが多くなっています。

これから子育てを迎える場合には保育施設に困ることなく仕事を続けられるのが魅力です。結婚手当や出産手当などを設けている病院も多いので、若い人にとって大きなメリットになる点でしょう。この他にも研修への参加を支援していたり、レジャー施設を割引利用できたりするなど色々な福利厚生を持っているのが療養型病院では一般的です。

求人は見つかりやすいのか

療養型病院からの薬剤師求人はたくさんあるのかというのも実際に仕事を探す上では切実な問題でしょう。詳細:アポプラスステーション … 薬剤師求人

全国的な状況として薬剤師の不足が目立っていることから求人は見つかりやすい傾向があります。大病院だけでなく中病院や小病院にも療養型病院はあり、地域を問わずに需要があるのが実態です。ただ、募集状況についてはかなり変動があるので一概に言うことはできません。

病院数が多い都市部では常に募集が行われている状況があるものの、療養型病院の数が限られている地方では募集がない時期もあります。地域によっては見つかりにくい場合もあるという認識をしておくのが賢明です。

常勤以外の採用はあるのか

薬剤師の中には常勤ではなくパートで働きたいという人もいます。療養型病院では常勤以外の募集をしているのかが気になる人もいるでしょう。療養型病院では患者との長い付き合いをしていく必要性が高いことから常勤の薬剤師を求めている傾向が強く、パートの人材も募集しているケースは少なめです。

全く募集されていないわけではないので探してみる価値はありますが、候補があまりないので本当に魅力的な職場かどうかはきちんと情報を集めて判断することが必要です。待遇についても病院によってかなりの差があり、時給が千円台のところもあれば三千円以上になっているところもあります。

福利厚生も常勤の正職員と同等の扱いをしてくれる病院もあれば、基本的には福利厚生はないという形にしている病院もあるというのが実態です。常勤以外の働き方をしたいときには候補があるかをまず探し、詳しい条件を見て納得できるかを判断しましょう。

良し悪しを考えて療養型病院を選ぼう

療養型病院では薬剤師を欲しているのは確かですが、常勤にほぼ限られているのが現状です。給与水準は低めではあるものの、福利厚生は充実している魅力があります。仕事の内容も調剤から医薬品情報までスタンダードなものを担うのが通例です。

良し悪しを考えて本当に自分に合っている職場なのかを見極めてから療養型病院を選ぶようにしましょう。